不整脈とは、心臓の収縮のリズムが乱れた状態をいいます。ひとくちに不整脈といっても、たくさんの種類があり、なかには心配のないものもありますが、重症の心臓病の徴候の場合もありますので、医師の診断を受けることが大切です。
不整脈の治療には、薬物療法のほかに次の治療法があります。これらは主に、薬物療法が効力を発揮しない場合に用いられることが多いです。
1.ペースメーカー
2.植え込み型除細動器
3.外科治療
ペースメーカーというのは、徐脈性不整脈を治療する目的で体内に植え込む、電気刺激装置で、心臓が一定の時間以上とまったままになったときに、器械がそれを感知し、自動的に電気的な刺激を発生して心臓の収縮をおこすものです。
ペースメーカーは、大きさは5×4×1センチメートル以下で、重さも30グラム以下のものなど、非常精密な器機です。
ペースメーカーが適応されるのは、次のような場合です。
1.アダムス・ストークス症候群
心臓病のひとつで、アダムス・ストークス症候群と呼ばれるものがあります。心室停止などで心臓のポンプ機能が止まり、脳にも血液が行かなくなってしまうため、失神してしまうような症例です。多くの場合は数秒から数分で意識を回復しますが、そのまま長く続くと、心臓麻痺で死亡する、いわゆる突然死の恐れがあります。
2.高度の徐脈
高度の徐脈が原因で運動、動作にともなった心臓の拍出量の増加ができなくなってしまい、すぐに息切れや呼吸困難、足が重くなるといった症状がおき、日常の身体活動に著しい支障がおよぶ症例、など。
不整脈の治療には、薬物療法が用いられますが、薬物療法が無効の場合に、ペースメーカーや植え込み型序徐細動器などが用いられます。
ペースメーカーとは、心臓が一定の時間以上、停止したままになったときに、器械がそれを感知し、自動的に電気的な刺激を発生して心臓の収縮をおこす、というものです。現在、日本で新たにペースメーカーを植え込む人は、年間で約1万人にのぼるといわれます。
非常に精密な器機であるため、近年では、非常に発達し、故障が少なくなったとはいえ、その取り扱いには注意が必要です。決して100パーセント、人間の心臓そのものというわけにはいきません。ペースメーカーを埋め込む患者さんご本人だけでなく、周囲の人たちがさまざまな配慮をすることが重要です。
ペースメーカーをつけている人は、磁気共鳴画像装置(MRI)による検査や電気メスによる手術を受けることはできません。磁場が発生する環境には充分に注意が必要です。
また、携帯電話の使用は、ペースメーカーに影響をおよぼす恐れがあることから、列車や公共の場所では、携帯電話の使用を自粛するよう盛んに呼びかけられています。また、携帯電話だけでなく、低周波治療器や電子レンジなども、ペースメーカーに影響を及ぼします。
日本では、現在、「日本心臓ペースメーカー友の会」が発足し、ペースメーカーを体内に埋め込んだ人たちのさまざまな相談に応じています。
不整脈に限らず、ペースメーカーの悩み一般に対応してくれます。相談は無料ですので、ご相談なさってみてはどうでしょう。
日本では、現在、「日本心臓ペースメーカー友の会」が発足し、ペースメーカーを体内に埋め込んだ人たちのさまざまな相談に応じています。
不整脈に限らず、ペースメーカーの悩み一般に対応してくれます。相談は無料ですので、ご相談なさってみてはどうでしょう。
同じ悩みをもつ仲間、先輩たちとのかかわりは何よりもの心の支えになることがあります。ペースメーカーを植え込んだご本人、ご家族の方々は連絡してみてはいかがでしょう。
「日本心臓ペースメーカー友の会」
●電話 「日本心臓ペースメーカー友の会」
・問い合わせ方法・・・電話、手紙(返信用切手を同封)、ファックス
・〒180 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-1 井の頭ビル7階
・電話・・・03―3420―1200(月、水、金曜日の10時~17時に相談を受け付けています)
・ファックス・・・03-34210-1200
・費用・・・相談は電話無料
*会費は、入会金なし。年会費 \5000
・会員数・・・全国15支部、約2000名
*活動内容
・会報『かていてる』を年6回発行しています。
・年1回開催される総会では、約10名の専門医を招き、質疑応答の時間を設けています。
・支部単位の活動も盛んで、地元の専門医を招いた勉強会や最新情報の提供、旅行会、会員同士の交流もおこなっています。