心臓の収縮のリズムが乱れた状態を「不整脈」といいます。不整脈が生じると、「動悸(どうき)」を感じたり、胸に不快感や息苦しさを覚えます。動悸というのは、心臓の拍動を自覚することをいいます。
不整脈の症状は、不整脈の種類によって異なります。一般的には、心電図などで検査してみると不整脈が起こっていても、特別な症状がないという場合も多くあります。
また検査するといっても、不整脈の場合、いつ検査しても現れる場合と、ときどき思いついたように発生するもの、また発作のように一定の時間に限って持続するものなど、その形態や頻度はさまざまです。そのため、ご自宅などで生活していて、動悸を感じたために病院にいって心電図検査を受けたものの、不整脈が発見できない、というケースが多々あります。
また、不整脈の出方には、精神的な要素も大きく関与しています。そのため、病院では現れるがご自宅では現れない、逆にご自宅でのんびりとくつろいでいるときや安静時に現れるものなど、さまざまです。
「動悸」を感じ、脈が突然、乱れた場合に、疑われる病気に以下のものがあります。その主な症状をあわせてご紹介します。いずれも内科、循環器科を受診し、正確な判断を求められることをお勧めします:
●期外収縮・・・脈が飛ぶような感じを伴う。
●発作性頻脈・・・急に脈が早くなる。
●発作性心房細動・・・脈が乱れ、胸部に不快感がある。
●房室ブロック・・・脈が遅くなる。
●高度の徐脈・・脈が遅くなる。
不整脈が起こった場合、動悸を感じたり、胸部に不快感を覚えることがある一方で、何の自覚症状もなく、心電図などで検査してみてはじめて不整脈が起こっていることが発見されることもあります。また、不整脈の場合、必ずしも検査をしたそのときに発生して発見できるとは限りません。ときどき発生するものや、発作のように一定の時間に限って持続するものがあるからです。また、不整脈の発生には、精神的な要素も大きく関与していることから、ご自宅でのんびりとくつろいでいるときに感じるものの、いざ、病院で検査をするとそのときには現れず、発見できないこともあります(逆の場合もあります)。
不整脈の検査と診断には、一般的に心電図検査が用いられますが、心電図を記録する時間は通常、長くても数十秒以下であることから、たまたま不整脈がそのときに起きた、あるいは常時起こっているという場合でない限り、発見は難しいのが実情です。
そのため24時間の心電図を連続して記録する携帯の「ホルター心電計」が使われます。最近では、かなり普及してきていますが、これをもちいても、この機器を携帯している24時間内に不整脈が発生しなかった場合は、やはり発見できません。
したがって、診察を受ける際には、すでに心電図検査をおこなったことがある方は、いつ検査をおこない、どのような結果であったか、などの情報を医師に伝えることが、検査の無駄を省き、医師の診断を助けとなります。